「見たまえ、彼らの満足そうな表情を。ズワイガニ食べ放題ツアーの帰りのバスの中そのものじゃあないか」

リーガルハイ

村人たちを前にした古美門の演説に全視聴者が震えた!?一期の神回と呼び声の高い第9話(2012年6月12日放送「恩讐の村人よ…美しき故郷を取り戻せ!!」)

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半沢直樹に続いて、はまっているのが…リーガルハイ(笑)堺雅人や新垣結衣のコンビやドラマのストーリーが面白いのは勿論だけど、9年も前のドラマをわざわざDVDボックスやガイドブックを購入してまで観る目的は… 第9話(2012年6月12日放送「恩讐の村人よ…美しき故郷を取り戻せ!!」である。

ストーリー自体は大企業の化学工場が出来たことにより、美しい村から健康被害が出るようになった。そして古美門先生の元に村の老人達が訪れ、村を助けて欲しいと懇願するが古美門先生は依頼を受けたがらない。黛先生の強引さもあって弁護を受けることになり、形勢は有利と思われたが、老人達は示談の申し出を受けると言い出した…。

このホンのテーマは「闘うことを忘れた全ての人に」がテーマだったそうで、現代は何事も丸く収めた方が暮らしやすい、主張すると角が立つ。と言うのが今の風潮であり、古美門先生が「覚悟が無いのに、闘うんじゃあないよ」と怒る話である。

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この神回から感じたことは… いくら素晴らしいアイテムを手にしても経営者自身に覚悟が無ければ、言い訳ばかり出てきて何もしないと言うことである。色やカタチばかりを整えたデザインを自己満足でつくったモノやサービスではホンモノの結果は出ないと思うのです。まず、我々デザイナーがするべきことは、クライアントもしくは組織のチームメンバーのスイッチを入れること。覚悟が無ければどんなデザインだろうがどんな戦略だろうが成功は無い。ちょっとした壁で言い訳ばかり出てくるのがオチだろうなぁ…と。

「花を咲かせる、その前にやるべきこと」

いくら夢を描いて種を蒔いても土地が固くて、栄養が無ければ芽も生えない。

まずは「荒れ果てた土地を耕し、栄養のある土地をつくること」

耕すという重労働を誰もが避けがちだが、これをやらなければどんな種を蒔いても芽は生えない。

どんな花を咲かせましょうか?赤色の花?黄色の花?それとも野菜を植えますか?イチゴを育てたいですね。とうわべだけの結果を語るデザイナーが多すぎる…まさに「見たまえ、彼らの満足そうな表情を。ズワイガニ食べ放題ツアーの帰りのバスの中そのものじゃあないか」である。

企業ブランディングとはクライアントに覚悟を持ってもらい、共に目標に向かって具現化する。そのためにはビジュアルも必要である。と言うことである。

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