BOSS思考。古畑任三郎になる。

デザイン依頼を受け、ファーストミーティングから始まり、とにかく質問の嵐… デザイン事務所を起業した頃は、どんなデザインにするべきか、クライアントから好きな色やカタチばかりを質問していましたが、繁盛店をつくる、商業デザインを意識し始めてからはマーケティングやブランディングを念頭に置き「質問」を繰り返しながらオーナーやその事業の本質を知るための「質問」へと変わっていきました。

古畑任三郎になる。BOSS思考「質問力」

新しい顧客や顧客候補に会うときは、いつでも古畑任三郎になる。

今回「BOSS思考」をつくるにあたり、「質問」というキーワードに着目して判ったこと… 「質問」には3つの種類がある。

ひとつめ、その人から情報を得るための質問
ふたつめ、その本人も気づいていないことに気づかせる質問
みっつめ、状況をコントロールするための質問

古畑任三郎になる。BOSS思考「質問力」

顧客の背景、価値観、興味、偏見、経験、心配、夢、恐怖、目標、
そして顧客自身についてできる限りの知識を手に入れる。あらゆる種類の手がかりを探す。たとえば、服、言葉遣い身振りなど。そして何よりも、質問をする。それもたくさんの質問だ。

質問にも目的がある。質問の仕方を間違えると違う答えが出てくる。つまり質問する側がしっかりとポイントを突き、ものごとを論理的に整理できる能力が無ければ、行き当たりばったりの質問となり、無駄な時間を過ごしてしまう結果となってしますのだ。

古畑任三郎になる。BOSS思考「質問力」

そして、私がなぜ、古畑任三郎が好きだったのか… もちろん田村正和氏の大ファンだったと言うこともあるが、やはり、古畑任三郎の質問力と推理力を無意識に必要と感じていたからだと気づきました。

そうなんです。良い結果を出すためには、古畑任三郎になる。事なのです。推理モノの映画でもテレビでも、法律系の映画でもドラマでも大丈夫。とにかく「質問力」を鍛えると言うことは、仕事だけでなく、これからの人生を豊かに過ごすためにもあった方が良い能力のひとつだと思います。

古畑任三郎になる。BOSS思考「質問力」