岩下の手紙

岩下の手紙

2018年度の売上が大好調だった弊社、この頃から本格的にマーケティングやブランディングに特化したデザイン事務所としての戦略を前面に出すようにしました。もちろん、この考え方は1990年の創業当時から持っていた概念でしたが、当時はコンセプトと言う言葉を使い、商業デザインはお客さまの大切なお金を預かってカタチにすることなので、色やカタチだけで判断するのでは無く、繁盛店になるようにデザインすることが大事。ましてや自分の作品づくりと思うのはもってのほかだ!と言い続けていました。

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その頃の私の勢いと、岩下の気持ちの整理のタイミングが一致して、デザインATOZのメンバーとなりました。ところが、2019年の年末から世界的規模のコロナというウィルスが蔓延し、世界は一変してしまいます。

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思うような売上も上げられず、岩下との衝突も日に日に大きくなっていました。きっと彼女もものすごい葛藤があったでしょう。私は会社の状況と予測できないこれからの社会経済を考えると、このまま岩下を在籍させるのは難しいと考えることも多くなっていました。

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ところが、ある日、岩下が全く考え方を変えて私の所にやって来たのです。今までの自分の私に対する行動を反省し、謝罪。その上で、これからのデザインATOZの方向性について私の考え方に賛同し、後押しをしてくれるようになりました。

いや、大人げない自分が恥ずかしくなりました(苦笑)

きっと岩下の周りに居る人たちは本当に素晴らしい人たちなんでしょう。その人達のアドバイスを受けた岩下は、スーパーサイヤ人となっていました。

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そこから、デザインATOZの頭脳であるマーケティング部を中心に、建築、グラフィック、Web制作、サポートの連携は強くなり色々な実績を生み出してきました。2019年度のありえない減収減益から2020年度、2021年度とウルトラ回復!コロナ禍でありながらむしろコロナ前よりも増収増益という結果を出すことが出来ました。

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そんな戦友でもある岩下とも祝福的な卒業でお別れです。最後にくれたアイツの手紙、アイツも辛かったであろう当時の想いなど書き綴ってありました。2022年6月30日…卒業… しばらくは手紙を読む勇気も無くずっと封筒に入れたままでしたが、今日、読んでみました。

2022年7月1日…BOSS相棒の新シリーズがスタートです。

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