プロローグ|もう一人の主役「ERカー」

ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』を象徴する存在といえば、やはり「ERカー T01」。
チーフドクター・喜多見の情熱と共に現場へ駆けつけるその姿は、まさに“安心の象徴”でした。

しかしこのERカー、実は現実には存在しない架空の医療車両。制作にあたり、美術スタッフは「どうすれば“もうひとりの主役”を作れるのか」と試行錯誤したと言います。

マイクロバスや既存の救急車では小さすぎる。最終的に目をつけたのは── テレビ局の中継車
全長9m、幅2m、高さ3.4mという巨大なスケール感。これならオペ室を載せられる、と長野県で眠っていた中継車を改造し、半年以上かけて“理想の医療車両”をつくり上げたそうです。

その車両は公道を走行できるように車検まで通され、内部には音声認識で開閉するドアや手術台に変形するストレッチャーなど、ファン心をくすぐるギミックが満載。
完成したT01は医師たちからも「理想の医療車両」と称され、全国キャラバンで子どもたちを歓喜させたのでした。

TOKYO MER~走る緊急救命室~

出会い|ヤフオクで手にした2つの宝物

そんなERカーの熱気が冷めやらぬ中、ついに私の手元に届いたのが──

  • 劇場版 TOKYO MER 南海ミッション 公開記念 ERカー型ポップコーンBOX
  • トミカ プレミアム unlimited TOKYO MER ER CAR(T01)

映画館の売店でしか手に入らなかったポップコーンBOX、そしてコレクター垂涎のトミカ。
どちらも今では市場でなかなか見つからず、ようやくヤフオクで落札できた瞬間の高揚感は言葉になりません。

TOKYO MER~走る緊急救命室~

グッズ紹介①|ERカー型ポップコーンBOX

まず驚かされるのはそのサイズ感。
単なるBOXにとどまらず、ERカーの重厚感を見事に造形で再現。バンパーの力強さやサイドパネルの凹凸、赤×青のカラーリングまで、しっかり「医療戦隊モノ感」を表現しています。

映画館でこれを抱えてポップコーンを食べていたファンは、きっと周囲から羨望の眼差しを浴びていたことでしょう。


グッズ紹介②|トミカ プレミアム unlimited ERカー

手のひらサイズに凝縮されたT01。
小さなスケールながら、ヘッドライトやバンパー、サイドのディテールまで驚くほどリアル。
トミカのロゴとパッケージも劇場版仕様で、ただのミニカーを超えて「コレクション」としての存在感を放っています。

机の上に置くだけで、あの炎の現場へ突入するシーンが脳裏に蘇る。まさに“縮小されたもうひとりの主役”です。


並べてこそ伝わる迫力

ポップコーンBOXとトミカを並べてみると──そこに小さな「TOKYO MER」の世界が広がります。
大きなBOXがT01のスケール感を物語り、トミカがそのディテールを補完する。
どちらも方向性は違えど、「ERカーの魅力をファンに届けたい」という想いが込められているのが伝わってきます。

TOKYO MER~走る緊急救命室~

エピローグ|早く撮影がしたい!

手にした瞬間から、もう胸が高鳴っています。
このミニカーとポップコーンBOXを舞台に──ジオラマや炎の背景を用意して、劇中さながらの ミニチュア撮影 をしたい。

「ERカーT01が現場に到着!」
その瞬間をカメラに収めることを想像するだけでワクワクが止まりません。

半年かけて作られた本物のERカー。
そして、その魂を受け継ぐ2つのアイテム。
私にとって、この小さなコレクションはただのグッズではなく、ドラマの熱量を手元で感じさせてくれる“もうひとつの救命室”なのです。