figreal 1/64 救急隊員004 3体+患者付ストレッチャーも追加購入(4,950円)
『TOKYO MER~走る緊急救命室~』を象徴するERカーT01。テレビ局の中継車を改造して誕生した“もう一人の主役”は、ドラマを支える存在感そのものです。半年以上をかけ、車検を通して公道を走れるまで作り込まれた実車。その熱量は、ファンの手元に届くグッズへと受け継がれました。




なかでも特別な位置づけを持つのが、TBSショッピング限定の「ERカーT01 プレミアムミニカー」。定価は7,980円。もっと早く知っていれば、正規販売でこの価格で手に入れることができました。しかし私は情報を掴み損ね、気づいたときには販売終了。再販もなく、入手手段は二次流通市場しか残されていませんでした。




そんなある日、ヤフーオークションで出会った一台。入札の最終時間が、偶然にも「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」を見終わった直後と重なったのです。アドレナリン全開、胸は高鳴り、気持ちも大きくなっていた私は、勢いに任せて思い切った金額で入札。後から冷静になって画面を見直すと、血の気が引くような金額でした(苦笑)。しかし、落札が確定した瞬間の興奮は言葉にならず、「ついに手に入れた!」という歓喜が全身を駆け抜けました。




届いた箱を開け、手にしたプレミアムミニカーは、まさに“プレミアム”の名にふさわしい出来映え。1/64スケールのダイキャスト製ボディはずっしりと重く、細部にまでこだわった造形は、実車の迫力をそのまま縮小したかのようでした。定価で入手できなかった悔しさも、この瞬間には少し和らぎ、「この値段を払ってでも欲しかった」と心から思えたのです。





もちろん、ERカーグッズはこれだけではありません。タカラトミーの「トミカ プレミアム unlimited版」や、劇場公開記念の「ポップコーンBOX」も私の手元にあります。ただし、どちらも定価ではなくYahoo!フリマで入手したもの。手にしたときの嬉しさはありましたが、やはり簡単に手に入らないグッズだからこそ、入札の緊張感や取引のやり取りには独特のドキドキ感が伴います。





三つのERカーを並べてみると、それぞれの役割が浮かび上がります。プレミアムミニカーは所有欲を満たす“究極のコレクターズモデル”。トミカ unlimited版は日常に取り入れやすい“カジュアルな一台”。そしてポップコーンBOXは映画館での熱狂を体験ごと封じ込めた“記憶の象徴”。同じERカーT01をモチーフにしながらも、価格もサイズも仕様も異なり、それぞれに違った価値が宿っているのです。


机の上に三者三様のERカーが並んだ今、私に残された次の楽しみはただひとつ。背景に炎を用意して、ミニチュア撮影であの緊迫したシーンを再現することです。オークションでの興奮、フリマでの出会い、そして手元に揃った喜び──そのすべてを込めて、私だけのTOKYO MERを走らせたいと思います。(2025年8月17日23時26分終了 22件(落札価格 91,000円)

